不動産屋の宅建の実態
- 3月20日
- 読了時間: 4分
前回の記事では宅建について書きました。不動産屋において
宅建は事務所を運営するうえで必須の資格ですので
重宝される、なんて情報をよく見ます。
この春から新しく社会人になる方も多く、中でも不動産会社で働く方も
多いかもしれませんし、宅建を持っている方も多いかもしれません。
一応宅建もとって、開業もした身から言わせてもらおうと思います。
宅建は武器になるのか
結論から言うと武器にはなると思いますが、そこまで大きな武器にはならないと
思っています。あくまで『採用試験の際の有力なアピール』ぐらいに
私は思っていますね。
不動産業界を少し考えてほしいのですが、どんなイメージでしょうか?
一般的に、ノルマが厳しくて大変という方が今時点では多いと思います。
宅建を持っているからと言ってノルマが免除になるようなところは無いですし
そうなってくるとこの『ノルマを達成できる力』が重要になってきます。
その項目に宅建で習う『不動産に関する様々なルール』は
あまりプラスには働かないと思っています。
ではなぜ宅建を持っているといいのか、これはやっぱり入社する時点で
先ほど言った『不動産に関する様々なルール』をある程度理解している証明
であり、教える手間も大幅に減るから楽でしょうね。
不動産業界は覚えることも専門用語もとても多いので、一からこれを叩き込む
労力は中々大きいです。最初からある程度知っている方を採用したいです。
不動産業界で武器になるもの
やっぱり『営業力』だと思います。というかこれを持っているなら
他はある程度どうでもいいとさえ思っています。
コミュニケーション能力だったり、好印象を与える雰囲気だったり
大変なこともこなしていく根性だったりが一番必要ですかね。
不動産のルールなんてのは後からいくらでも叩き込めますけど
コミュニケーションが上手にできるかというのは、その人の人生で
育ててきたものが大きいですからね。
不動産は高額な商品を取り扱うので、極論をいえば『とにかく売れるなら
他は問わない』ですし、例えば社内に宅建を持っていない人がいても
営業成果だけ出していればクビにはしないかと思います。
上司から『宅建もとってくれ』とプレッシャーはかけられると思いますが
逆に宅建は持っているけど営業成績が振るわないならば
居心地も大分悪いと思います。
勉強で成果が出るものでもないので、かなり苦労するでしょうね。
宅建が活きる瞬間
宅建取引士には独占業務があります。
資格を持っていないと行えない業務の事ですが
正直、ある程度不動産業界で働いているなら、一定の説明能力はあります。
有資格者でないから説明が許されていないだけです。
逆に言うとこの独占業務を行う時が活きる瞬間であるわけですね。
そのうちの一つに不動産の契約における『重要事項の説明』が挙げられます。
先に述べた『営業力』を除いて不動産営業マンとしての地位を上げることは
なかなか難しいと思いますが、しいて言うならこの説明の際に
分かり易い説明をできるならば、私はとてもいいと思います。
しっかりとした理解を伴いますのでハードルは高いという点と
残念ながら『しっかり説明してくれるな』といった面もあります。
契約においてリスクはしっかり説明するべきですが、先ほども話したように
数字が重要な業界でもあるので、若干濁すような業者もあると思ってください。
こうした誠実な重要事項の説明や分かり易い説明は
消費者や契約者側にはありがたく、業者側や売主側にとっては
往々にして不都合だったりする場合があります。
開業している場合などには有効に働くかもしれません。
マンガのような事を述べましたが、逆に契約の当事者になる場合は
気を付けましょう。
まとめ
宅建は働くというスタート地点にたどり着くためには必要ですが
その後はプラスになることは少ないと思います。
入社した後も勉強することは多いと思いますので
どちらかというと営業力や人間力の方が重要だと思います。
かといって全く使わない訳ではないですし、業務に慣れるにつれて
確実に上司に取得を求められるでしょう。
私としては宅建は『就職のための武器』という意見です。
就職後にはもっと勉強が待っていますし
同時に営業力なども高めていかなければいけません。
ですが、そもそもスタートラインに立たないといけないので
そのためにも宅建を頑張って目指すのは良いと思います。
ちなみに以前にも書いたのですが、宅建は不動産に関わる仕事であり
つまり『住』に関する知識です。
なので一般生活においてもとても役立つ知識です。
民法なども勉強するので、人生において学んでおいて損はないでしょう。
この春から新年度が始まりますが、心機一転取得を目指しても良いかも
しれませんね。


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